己に課すこと

雑司ヶ谷に持っていく器や小物の成形が終わりました。

動物や植物をかたどった陶板、
幾何学的なかたちのブローチ。
この辺の二次元、二次元半的なアプローチは
石塑粘土ブローチを作っていた頃とあまり変わりないものです。

単純に「売れ線」を嗅ぎ分ける嗅覚は研ぎ澄まされてきたけれど、
それに抗うように、自己鍛錬のために課していることもあります。
それが器の制作。
今回もカップ、皿、ミルクピッチャーの3種を制作しました。

幼いころから工作が好きで、
モノをつくりだし、それを介して人と出会ってきた自分にとって
ひとの暮らしに添うモノをつくることは、制作における一種の福音でもあります。

つくることによって救われてきた時間なり関係性があって、
今においても連綿とつづいていることへの感謝を伝えるには
つくり続けること、ひいてはそれが在り続けることへとつながるのだろう、と。

そんなことを考えながら
生産管理シートに予定の品物と数、期日を書きこんで、
淡々とカップを挽き、
削りの轆轤を回し続けた1ヶ月でした。

これから窯入れ、釉掛けと火を扱う日々が続きます。

15日、できれば涼やかな一日でありますように。
雑司ヶ谷手創り市でお待ちしています。