雑司ヶ谷手創り市 ありがとうございました

しばらくぶりの雑司ヶ谷出展、無事終了しました!
ご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。

展示の様子はこちら。

一言でいえば、シンプルな展示だったかなあと思います。
点数を絞って制作し、
展示の手法も基本的には「引き算」。
荷物もコンパクト。
表現したいことに対して過剰すぎる「ストーリー」や「名前」、
さらには「用途」に対しても、
できるかぎり距離をとりました。

「豆皿」と銘打たなくても、
お客さんが「これは豆皿」と思えばそれでいいし、
人によっては「植木鉢の受け皿」かもしれない。
器に現れた景色が錆に見えたり苔に見えたり、
黒が緑に見えたり緑が青に見えたり。

作り手は、他人の持つ感覚に対して
最終的にはコントロールできないんだなあ、と
陶芸を続けていて思い知りました。
(陶芸だけではなく、万事にいえることなのかもしれません)

また、どんなに形よく成形できても、削りがゆがんだり、
乾かす間にゆがみがでたり、
釉薬が思い通りにかからなかったり。
反対に思いがけずうまくいき、
当初思い描いていたものより、はるかに良いものが出来上がってきたり。

作品も「完全にはコントロールできないもの」と捉え、
おおらかに腰を据えてろくろに向かい合うようになった頃から
制作に熱がこもるようになってきました。

そして、出来上がったものに対して、「これを自分の傍におきたい」と
思ってくださる人がいるのなら、それでいい、と私は思います。

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そういうわけで(もがきにもがいた)春の出展は本日限り。
夏は例年通り休眠します。
また秋に、どこかでお会いしましょう。